2012年04月23日

環太平洋時代と人間の価値の守護―何から何を守るのか―


増大する中国の脅威
今回は、1月21〜25日に韓国で開催された国際指導者会議(ILC)(主催:UPF)の開会総会で行われた、文亨進UPF世界会長の基調講演の内容を中心にお話しいたします。

これまで、文会長はUPFの主要な活動の一つである、超宗教的協力の分野で特に活躍されてきました。実際に、文会長の宗教に対する造詣と洞察は極めて深いものがあります。20代の前半には仏教の修行に励み、ハーバード大学では比較宗教学を専攻されました。更には世界の諸宗教の聖地を訪ねて祈祷を捧げながら、ご自身の霊性の修養はもちろん、諸宗教間の調和に向けて大変な努力を重ねてこられました。

しかし、今回の基調講演で文会長は、今までと少し趣が異なり、中国の軍事的脅威と東アジアにおける安全保障の重要性を強調されたのです。「宗教者がなぜ、軍事的な問題を扱うのか」という疑問をお持ちの方もおられるかもしれませんが、その背景には非常に深刻な問題意識があります。

宗教的価値観を尊重し、奉仕活動や平和運動を展開する努力はもちろん重要ですが、もしも、それを否定する勢力が強大な軍事力をもって侵攻し、他の国々を蹂躙したとすればどうなるでしょうか。すべての文化的、宗教的遺産が失われてしまいます。ここに宗教者が平和と安全保障を同時に語らなければならない理由があるのです。

では、実際に現在、我々が直面している状況を見てみましょう。ご存じのように、東アジアを中心として憂慮すべき事態が進行しています。特に深刻なのは、米国の国力の弱体化による、この地域における米軍のプレゼンス(存在感)の低下と、他方、中国の軍事力の果てしない増強です。このパワーバランスの決定的変化により、東アジアとその周辺地域において、安全保障上、極めて不安定な状況が生まれています。

まずは米国の問題ですが、財政面において双子の赤字を抱えているために、軍事費を大幅に削減せざるを得なくなりました。米国国内においても、「世界の警察官としての役割を継続するよりも国内問題に専念すべきだ」との声が圧倒的に大きくなっています。第二次大戦以降、世界の平和は米軍の圧倒的力によって保たれてきたと言っても過言ではありませんが、その米軍が後退する傾向にあるのです。

一方、中国は過去10年以上にわたって、毎年10%以上の割合で軍事費を増大させています。歴史上、中国は軍事力で他国より優位に立った時代には、必ず対外侵略を実行しています。最近の我が国周辺、東シナ海、南シナ海などにおける中国の行動を見れば、その脅威は切迫したものだと考えられます。日本に輸入される石油などの資源を含む物資の95%以上は、その地域を通るシーレーンを通過して入ってきています。このシーレーンが中国によって押さえられれば、日本の生命線を牛耳られることになります。

以上のような内容を、文会長は様々なデータを用いて説明され、中国の脅威と宗教者の責任について語られました。今、日本においては「アジアと日本の平和と安全を守る国民運動」が全国的に展開され、平和大使協議会もその主要な推進団体となっています。昨年12月1日に開催された全国大会では、文國進・韓国統一グループ会長が講演されましたが、その内容と、今回の文亨進UPF世界会長の講演は趣旨において全く一致するものでした。この運動を日本や韓国だけでなく、さらに広く世界レベルにおいて一刻も早く推進していく必要性があるというのが文会長の講演の趣旨です。



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2011年11月24日

天情時代における私たちと平和大使の生活

 私たちが推進している平和大使運動には4つの特徴があります。それは、@神様を中心とした運動、A家庭を出発点とする運動、B霊界における平和までも包摂する運動、C他者の為に生きる真の愛の実践を通して、すべての壁を越える運動―の4つです。これらの特徴のうち、今回は主にBに重点を置いてお話します。

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2011年10月27日

アベル国連の核心的役割と平和大使の使命

 文鮮明総裁は「平和メッセージ16」で、「平和世界を具現するに当たっては、ほかの方法があるわけではありません。人類の真の父母であられる神様の命に従い、世界を抱いてアベルUNを設立し、救援摂理を躍動的に推進、実践している私の教えに従わない限り、人類の未来は希望がありません」と話されています。今回は、なぜ「アベルUN(国連)」が必要なのか、また、「アベル国連」を担う平和大使がどのような役割を果たしていくべきかということについて確認してみたいと思います。

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2011年09月12日

危機と再生:平和大使運動の根底にあるもの

 「3.11以後」の日本で、平和大使活動はどう貢献し得るのか? 日本再生へのビジョンを考える上で、今一度、平和大使運動の特徴について確認したいと思います。私たちが推進している平和大使運動には4つの特徴があります。それは、@神様を中心とした運動、A家庭を出発点とする運動、B霊界における平和までも包摂する運動、C他者の為に生きる真の愛の実践を通して、すべての壁を越える運動―の4つです。これらの特徴のうち、今回は主に@、A、Bについて考えたいと思います。

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2011年08月05日

平和大使運動のビジョンと使命

世界大戦後の新しい国際機構の必要性

 歴史を振り返れば、世界大戦が起こった後には、必ず世界平和を希求する、国際機構が生まれてきました。第一次世界大戦の強い反省から、米国のウィルソン大統領が提唱して、国際連盟が創設されました。また、第二次世界大戦後に、国際連合が創設されました。このように、2つの世界大戦の後には、その強い反省から国際機構が生まれてきました。しかし、冷戦(第三次世界大戦)の後には、何の国際機構も生まれませんでした。


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posted by upf at 16:00 | マンスリーメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月14日

大転換期と世界再生へのモデル

2011年5月21日のメッセージ


大転換期の意味

 文鮮明総裁は2013年1月13日を「起源節」として定め、神様中心の新しい時代が到来すると宣言しておられます。それが事実であれば、今は革命的な大動乱が起こらなければならない時です。古い時代の残滓が一掃されなければ、新しい時代を迎えることができません。そのように考えれば、この度の東日本大震災にも深い意味があったと感じざるを得ません。

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posted by upf at 16:35 | マンスリーメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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