2011年10月27日

アベル国連の核心的役割と平和大使の使命

 文鮮明総裁は「平和メッセージ16」で、「平和世界を具現するに当たっては、ほかの方法があるわけではありません。人類の真の父母であられる神様の命に従い、世界を抱いてアベルUNを設立し、救援摂理を躍動的に推進、実践している私の教えに従わない限り、人類の未来は希望がありません」と話されています。今回は、なぜ「アベルUN(国連)」が必要なのか、また、「アベル国連」を担う平和大使がどのような役割を果たしていくべきかということについて確認してみたいと思います。

 現在、国連が果たさなければならない役割は多岐にわたっています。その一例として、UPFでは日韓トンネル建設プロジェクトを進めていますが、国連を動かさなければ日韓トンネルも国際ハイウェイの建設も実現できません。複数の国家に関わる問題なので、背後から国連が支援し、国連で決議でもして後押ししていかなければ建設は不可能であると言われています。私たちの平和大使の運動は日本だけでなく世界にありますが、日本で行なった活動が「アベル国連」の中身に連携することが必要だと思います。草の根の活動が「アベル国連」を作っていくという理解が大切です。ただ単にローカルな活動で終わるのではなく、その活動そのものが「アベル国連」のテーマに一致していかなければなりません。

「アベル国連」への要請

 それでは、「アベル国連」が扱う課題やテーマは何でしょうか。本来は「アベル国連」という言葉は要りませんでした。1945年に創設された既存の国連が、その本来の使命を果たせばそれで良かったのです。神様が準備された45年の時点において、8億人のクリスチャンと圧倒的な力のあった米国を中心として英仏など、キリスト教を基盤とした民主主義国家を中心として、国連が運営されるべきであったのです。そして、再臨の主として来られた真の父母を迎えて、世界平和のためのメッセージを中心として、国際ハイウェイの建設など現実的な世界を一つにするプロジェクトを進めていくと同時に、最も内的には全人類の祝福を進めていく摂理を主宰され、現実的に"One Family under God"(神様の下の人類一家族)の世界が建設されるはずだったのです。それが実現しないまま40、50年の月日が流れ、91年に冷戦構造が崩壊しました。

 その時は米国が圧倒的な力がありましたので、米国の一極集中というか、そういう世界が到来しました。当時は、まだ中国もそれほど大きな力もなかったし、ソ連も崩壊した後でしたので、国連を刷新して平和世界を実現する大きなチャンスの時だったのです。しかし、宗教・民族紛争が多発し、世界平和のビジョンや国連の新しいビジョンを提示する人が誰もいませんでした。そうした状況下で、文総裁は多くの準備をされました。とりわけ母の国・日本に多くの投入をされ、人類歴史の出発が聖書的にいうと、アダム家庭の女性(エバ)の失敗にありますから、それを条件を立てて取り戻す(蕩減復帰する)ために、摂理的に母の使命をもつ日本の女性16万人に対して、本来ならばキリスト教新婦圏に立てるために、キリスト教以上の内容を教育しなければならないということで、教育的投入をされました。

 そして、もう一度45年〜52年の7年間を蕩減復帰する条件を立てられながら、女性連合、青年連合、家庭連合を作られ、99年2月6日、国連を立てなおすための組織として、世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)を立てられました。そして、2000年8月に、米国ニューヨークの国連本部で行なわれた「IIFWPアセンブリ2000」で、文総裁御夫妻が国連の抜本的な改革案を出されました。翌01年には国連で「世界平和祝福式」を行なわれました。既存の国連をカインとして、国連を改革しつつも、それを取り戻すための「アベル国連」を作っていくという同時並行の摂理が03年より行なわれるようになりました。それが超宗教超国家平和協議会(IIPC)でした。

「アベル国連」と平和大使の中心的使命

 神様を中心とした、世界的な統治機構ができなければ、今の国益を中心とした世界の態勢をリードすることはできません。その形を国連の中に作るということで、既存の国連を下院とすれば、国家を超えた見識をもつ平和指導者、特に宗教指導者がその上院を構成し、二院制を作っていこうとするのが、文総裁が提唱された国連の改革案です。ただ、こうした改革をしながらも、一方では宗教的な精神を持った、超宗教・超国家・超人種的な世界観を持った各界の指導者を立てながら、新たな国連のモデルを作っていこうとするのが「アベル国連」創設の意味なのです。こうした「アベル国連」創設に向け、平和大使が果たすべき役割は非常に大きいのです。

 「アベル国連」とは宗教者が先頭に立って、リーダシップを発揮できるような構造でなければならないと言われています。文総裁が国連改革の提唱をされて、ちょうど10年を超えた、今年から2月の第1週が「世界諸宗教調和週間(World Interfaith Harmony Week)」になることが、昨年10月の国連総会で決議案が可決されました。既存の国連も超宗教的な調和の方向性に向かっています。それを担っていくのが平和大使です。

 そして、第2に平和の礎は家庭であるという、もっと内的に言えば、神様を中心とした「祝福家庭」を拡大していくことが平和大使の重要な使命であると明確に言われています。文総裁は、「自らが祝福を受け、三代の家庭理想を築くことである」と言われています。すなわち、平和大使はただ平和活動に参加するだけではなく、自らが平和の主人になっていく必要があります。そのためには、平和の出発点となる家庭を築き、三代家庭理想をしっかりと立てることが大切です。すなわち、自らが祝福結婚を受け、夫婦愛を完成すると共に、自分の息子娘、孫や孫娘までも含めて、理想家庭を築いていくことが平和大使に課せられた重要な使命であると言われているのです。

 その上で、第3に平和の確保という点では、日韓米3国の結束の強化に尽力する必要があります。特に、共産主義・一党独裁体制にある中国の力は大きな脅威です。軍事力を年々増強し、その覇権を太平洋圏に拡大しようとしています。これに対して、島嶼国家のみならず、日本と韓国と米国が一つとなっていく努力が緊急に要請されています。

 文総裁は、環太平洋時代を宣言された「平和メッセージ13」で、次のように述べています。「皆様、昨今の世界情勢を冷徹に分析してみてください。共産主義の仮面を脱いだといいますが、今も中国やロシアのような周辺の好戦的な強大国は虎視眈々と力のない小さな島嶼国をねらっています。どの国家でも、小さな島嶼国としては、単独でこの強大国の政治、経済、軍事的攻勢にはかなわないでしょう。(中略)皆様、環太平洋圏に平和と安定が定着するとき、人類の平和も保障されるでしょう。怒涛のごとく押し寄せてくる周辺の強大国の途方もない津波を、単独では阻止することができません。環太平洋圏のすべての島嶼国が一つに団結し、神様が願う神文明圏の祖国を創建しなければならない時が来ました」。日韓米が軸となり、無神論的共産主義と強大な政治・経済・軍事力を備えた強大国の攻勢を跳ね返すだけの明確な有神論的価値観と強力な軍事力を備えた勢力を軸として、アベル国連を早急に構築し、環太平洋時代を創建していかなければなりません。

平和大使の内的使命

 このように平和大使には現実的、具体的な使命がありますが、より内的に考えてみましょう。文亨進UPF世界会長が来日された際、「神様の創造目的は何ですか」という質問をされました。「平和理想世界」「One Family under God」「三代家庭理想」「真の家庭」などが答えだと思う方も多いと思います。

 文亨進会長は神様の創造目的について、以下のように説明をされました。「神様の本質は、真の愛である。真の愛は対象を求める。真の愛の対象とは本来、人類始祖のアダムとエバが成長し、個人として各々完成して、神様を中心とする結婚をし、真の家庭を築き、真の父母になる時、神様がその愛を与えることができる対象となる。つまり、アダムとエバが真の父母になることこそ神様の創造の目的であった。しかし、今まで学んできた中では、神様の創造目的が真の父母であると明言した人は誰もいなかった」と言われました。

 そして、宇宙や万物が存在する目的も真の父母だったと言えます。なぜかというと、宇宙・万物が美を返すべき主体が真の父母となった人間であるからです。だから、神様から見ても真の父母であり、宇宙・万物から見ても真の父母であります。私たちのすべての意識の中心も真の父母であるべきです。真の父母があって、そこから初めて、真の家庭ができるし、真の民族、国家、世界が実現するのです。私たちは、その核心が明確でなかったのです。真の父母がなければ真の家庭もあり得ないし、真の世界平和もありません。そういう意味において、真の父母こそが第一の創造目的だったのです。この点を深く理解しなければならないと文亨進会長は強調されました。

 もし、神様の創造目的が世界平和であれば、真の父母はそれを実現するための一つのプロセスに過ぎません。極論すれば、目的が世界平和であれば、別の方法も考えられます。しかし、目的は世界平和ではありません。真の父母こそが、神様の創造目的であって、そこから真の家庭が生まれ、真の世界が生まれるのです。ですから、真の父母がどれだけ貴重なのかというのです。だから、私たちの存在する目的は真の愛の主体である真の父母に対して美を返すことなのです。そういう意味においては、私たちの生活も真の父母様がすべての中心であることをもう一度、明確にする必要があります。それがあって、初めてそれ以外の活動があるのです。


posted by upf at 11:28 | マンスリーメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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